ロープアクセス施工(無足場施工)のメリット


メリット1 無足場工法による予算の大幅カット

大塗建は『 無足場工法 』という施工法にこだわっています。それは、高品質な施工を低コストで…という弊社のコンセプトに支えられています。高品質で低コストという相反する事の実現には、この施工法の他にはないと考えております。

まず、最もメリットとして感じていただける事は、この足場を使わない工法によって、施工費用を従来工法の30 ~ 40%も、カットすることが可能になるということです。 もちろん、施工規模にもよりますが、大幅なコストカットになります。

通常、高所作業は仮設足場が常識です…が、
足場を組み上げる事は、工事の ”目的” では無く、あくまで目的(完了までの作業)のための ”手段” です。  しかし実際は “手段”であるはずの足場の設置や撤去費用が、工事金全体の大きな割合を占め、作業員の安全のための足場代金が、当然の如くお客様に請求されてきました。  

そこで …  大塗建 は考えました。
「本当に足場は必要だろうか?」「足場をかけない塗装工事は不可能?」 「もし可能なら、足場を省くことで、予算も施工日数も縮小できるのではないか?」 

施主様の目的は、建物の外壁塗装や補修/修繕です。屋上からロープで降りながら作業を行えば足場を必要としません。あとは私共、作業にあたる人物の安全が確保されれば、足場 を使わない施工、つまり無足場工法(ロープアクセス工法)を実現することができます。

そして、無足場の施工法に挑戦し始めたのが、約15年前です。すでに、この施工法で、多くの施主様に喜んでいただいている実績が、たくさんあります。作業にあたる職人がロープで下降しながら、目的の場所で迅速的確に塗装・修繕等の作業を行っていく。これが大塗建のロープアクセス工法(無足場工法)です。

(建物の形状によりゴンドラとなるケースもありますが 足場設置よりは格段に割安です。)

 

メリット2 足場工数が不要なので、工期も短縮

ロープアクセス工法は、工期の短縮にも一役買ってくれます。

例えば 10階建てのビル(約 2500㎡)の場合、
仮設足場の組み立てに6名の職人さんで10日間(60工数)
工事完了後の撤去作業に 6名の職人さんで5日間(30工数)かかるとします。
6名で作業して15日(半月分) = 90工数分が、短縮可能なのです。

工数が短縮されれば、もちろんかかる費用も縮小できるのです。

メリット3 隣接ビル 50cm でも施工可能

外壁劣化が進んでいるのに、ただ見守るしか打つ手がない… という問題。これを解決できます。 そもそも、足場を組めない狭い場所では、建物の劣化を どうにもできず ただ呆然と見ているしかないわけで、オーナー様にとっては、なんとも不安なことだと思います。実際、こういった立地状況では、無足場工法による塗装以外に、メンテナンスの方法は ありません。

確かな施工

いくら、ロープアクセスによる無足場工法で、施工費用を30 ~ 40%カットすることが可能であっても、 安かろう 悪かろうでは、何の意味もありません。どの現場においても一定の品質を保つべく、責任者による最終確認などを徹底して管理しております。

一般的にロープアクセス工法では施工時の作業者の体の安定が重要ですが、その技術力は業者によって、または経験によって大きく異なります。弊社では足場仮設による大規模な外壁補修工事などの作業経験も豊富であるため、その感覚を体感的に熟知した上での、安定した施工が可能です。

ロープアクセスによる工事は、外壁塗装以外の施工に関しましても、(外壁タイル補修工事やシーリング工事など ) 豊富な経験から自信を持って施工させていただいております。商業施設看板の補強、鳥害対策なども可能です。

万全の安全対策

作業員の安全

ロープアクセス工法は2016年に労働安全衛生規則において、ゴンドラでの作業と同等に認められるようになっていますが、無足場工法に危険がないといえば嘘になります。無足場工法は、足場作業等と比較して時間的 金銭的なコストが低く抑えられる一方、安全な作業には専門的な知識と技術が必要です。

弊社では、労働安全衛生法に基づき定められている平成31年に改正された新しい「安全帯の規格」(平成31年厚生労働省告示第11号)をクリアしている安全帯を使用しております。その上で、高所作業の技術トレーニングを怠ることなく、しっかりとした安全管理のもとオペレーション構築をしております。

技術面や装備などに関して、それぞれの業者で大きく異なる無足場工法ですが、弊社では 2016年のロープアクセスの改正以前より、ゴンドラや、ブランコ技術(現在ロープアクセスでも認められている特殊ロープを使用)の経験も長く、作業員全てが、ロープアクセスの経験者。安全管理には自信を持っております。


防犯上の安全

例えば、足場を組むスペースがあったとしても、防犯という観点から見た場合、外部からの侵入や 窃盗被害 窃視(覗き)被害等のリスクを、無足場工法なら限りなく軽減できます。 こういったことで 近隣に迷惑をかけてしまうかもしれない、または 施工ビルの居住者自身が被害にあうかもしれない不安などを考えたら、足場を使わず施工できるということは、防犯上 大きなメリットになります。


そのほかの安全

足場仮設時の騒音に関する問題
足場仮設や撤去時には、ハンマーなどを使用するため、作業の騒音も気になります。隣接するビルが近い場合は、結構な騒音が響くこともあり、近隣とのトラブルに発展してしまったケースなども ありますが、ロープアクセス工法では、作業の騒音などは、ほとんどありません。

近隣の方からの苦情が心配
未然にトラブルを防げるよう、着工前に 近隣の方へ ご挨拶に伺って ご説明させていただき、粗品と工事のご案内をお持ちしております。ご近隣様との間でトラブルが発生してしまうような事態にならぬよう、責任を持って 最大限の予防対策や注意を怠らず、施工を行ってまいります。